サロンで行っている母子支援を、直接仮設住居やご自宅のお母さんたちにお届けしております。
当巡回では、大船渡市、陸前高田市とも連絡を取り合って妊婦さんや育児中のお母さんのお手伝いをします。
巡回月 | 巡回日 | 巡回時刻 |
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6箇所を訪問し4組の母子にお会いすることができました。
7箇所を訪問し7組の母子にお会いすることが出来ました。
今回の巡回では、大船渡市長谷堂仮設集会所に9組の皆さんが集まってくれました。最後には、「らららぞうきん」を遠藤助産師が主体となり、手遊びでしめました。 また、気仙管内の住田町保健センターからの依頼にて、初住田訪問も行いました。これからは、大船渡市や陸前高田市だけではなく、住田町の母子支援もお手伝いしていきます。
10月25・26日の活動日は、台風の影響から雨風の中の訪問でした。26日未明には久しぶりに真夜中の地震があり、大船渡市や陸前高田市の海岸近くの地域には避難勧告が出ました。夜中に携帯のエリアメールの「パォパォ」の警報が続きましたが、今回は20cm程度の津波で終わったとのことです。早く、余震も落ち着くことを祈っております。
今回の訪問では、数か月前に突撃訪問で不在だったお子さんが住む仮設住宅の訪問、さらに妊婦さんやお子さんがいらっしゃらないかと探してみました。前回ご不在だったお宅は今回もいらっしゃらず、また住民の方々に聞き取りをしてみましたが、赤ちゃんや妊婦さんは住まわれていないとのことでした。一方では、1年以上前から訪問を続けているお母さんとも久しぶりにお会いすることができました。このお母さんは、「生まれたばかりって必死ですよね。その時のことを振り返ってみると、あの時はなんであんなに悩んでいたのかなって思います」とご自身を振り返っていました。
赤ちゃん訪問は、皆さまの育児をサポートさせていただきますので、ご相談ください。お電話でも、メールでも、皆さまのご負担がない方法で構いませんので、お待ちしております。
本日9月16日は、台風18号の雨風が吹き荒れる中の訪問でした。この日は6か所8件の巡回訪問を行いました。とある個人宅では、生後1か月半のお子さんとお母さん2組と1歳のお子さんとお母さん1組がいらして、お会いすることができました。この3組のお母さんの共通点は、上のお子さんの幼稚園友達です。1か月半の赤ちゃんたちは母乳ですくすくと元気に育っていました。お母さん方は、「二人目の子は手がかからない」と笑顔ではなされていました。しかし、傾聴するうちに、上のお子さんとの母乳の飲み方や性格の違いなど気にかかるところがあったり、上のお子さんの赤ちゃん返りもみられ、対応に困っているご様子でした。そこで、お母さんの気持ちを受けとめ、対応策を一緒に考えました。すると、お母さんから、「胸のつかえがとれました」と笑顔で話されました。
毎月お会いしているKちゃんは生後6か月になり、離乳食をスタートしていました。しかし、Kちゃんはまだミルクが大好きで、離乳食の量もゆっくりペースでした。そこで、Kちゃんの栄養は、「まだミルク主体で大丈夫です」とお伝えしました。ご家族一同、安心されたご様子でした。さらに、本日は当シップの助成をしていただいているアメリケアズのスタッフ2名の同行がありました。実際、訪問に同行され、お母さん方の声を受けとめていただきました。
翌17日は、大船渡市の仮設集会所にて母子6組の方にお集まりいただき、それぞれの方の育児相談を受けました。最後には、お母さんのストレッチと赤ちゃんの体操などを行いました。お母さんより、「楽しかったです、また来たいです」とのお声をいただきました。 皆さま、「赤ちゃん訪問こそだてシップ」は台風が来てもがんばりますので、どうぞお声かけください。ご利用をお待ちしております。
朝夕涼しくなった気仙地区でした。日中はお天気に恵まれ、9件訪問致しました。
第2子が、生後1カ月半のお母様からの要請訪問。1か月健診で、体重増加が少ないのでミルクを足すように指示され、体重を測って欲しいとのご希望でした。伺うと順調に大きくなられて安心されました。お母様から震災当初のお話を伺いました。当時、上のお子さんが3カ月、震災直後の支給物資は1日あたり、オムツ3枚、粉ミルクスプーン10杯の配給だったそうです。改めて、混乱の中、大変だったと思いました。その中で、伊藤代表が「子育てしているお母さん達、どうしているのかしら。困っているんじゃないかしら。」の思いから商業施設のあきスペースで、はじめた母子相談室「にこにこ」をなんども利用されたそうです。その後のサロンにも来ていただきました。お母様は、「毎回、いっぱい話が聞けて助かりました。」と、話されました。2児のお母様になられ、お逢いするのは嬉しい限りです。
先月、集会場を突撃訪問しお会いしたSさん、今回は仮設のご自宅に訪問しました。震災の時、おねえちゃんはお腹にいて、新居に向け家具を送っていたそうです。津波ですべて流され、震災後の混乱の中、宮古の実家で出産し、子育てすることになり大変だったことをお聞きしました。2歳1カ月と10カ月のお子さんは、発達がゆっくりです。昨日、はじめて寝返りが出来たと喜んで話されました。日頃外に連れ出すのも大変な様子でした。いろいろ工夫された室内でけがの無いように過ごされている姿に、頭の下がる思いです。約2時間の訪問でしたがSさんは「おしゃべり出来て嬉しいです。又、来てください。」と言っていただきました。お母様の明るい笑顔に元気をいただきました。また、訪問を予定しています。
今回は、気仙地区を取材されている共同通信の女性記者が巡回訪問に3件同行されました。訪問終了後、お母様・家族を取材されていました。
次の様なお声を頂きました。
記者の方に、「皆さん、喜んでいらして、とても素晴らしい支援ですね。」と褒めていただきました。来月も頑張りたいと思います。
関東方面はすでに、梅雨明けしていますが、ここ大船渡・陸前高田はまだ梅雨明けしていないにもかかわらず、夏本番の暑さの二日間でした。 その中で 赤ちゃん訪問こそだてシップ のホームページを見て依頼してきた方がいて、訪問内容が沐浴希望でした。今回より、訪問内容に「沐浴」もいれましょうと提案されぐっとタイミングでした。今までは、赤ちゃんの体重を測定し発達・発育状態をみて日常的な不安・心配なことが或る時には、アドバイスしたり、母親の悩みを傾聴したり、一緒に悩んだり解決策を考えたり、サロンへのお誘いをしたりでしたが、沐浴希望は初めてで、緊張もありましたが、沐浴しているときの気持ちよさそうな赤ちゃんの顔をみてこちらもほっとし、心が温かくなりました。
又、別のケースでは、生後間もない時に訪問し、久しぶりに再開でき、すでに寝返りをするようになり、離乳食もはじめられる時期になっており、子供の成長と共に母親自身もすっかり母親らしくなり、最初の頃の不安をかかえていた頃と比べると別人のように明るく、前向きになっていたことにビックリさせられました。
これからも、色んな悩みをかかえている、お母さん・赤ちゃんとの出会いがあると思います。この巡回こそだてシップの助産師として、このようなお母さん達によりそえたらと今回の巡回でますます強く感じました。
梅雨入り前の大船渡は霧が濃く、水墨画のように美しい海の表情でした。
6月後半の巡回訪問は、生後3か月から10か月のお子さんとお母さんをまわりました。そのうちのお一人のお母さんは、お仕事に復帰されていました。そのため、日曜日の訪問を希望され、ご実家に伺いました。平日は、お子さんとおばあちゃんが一緒に過ごしています。そこで、おばあちゃんも同席し、お子さんとの過ごし方として、タッチケアや声かけをお話しすると、ご自分の子育て時代を思い出しながら語られていました。また、もう一方のお母さんは、初めての子育てに夢中で過ごされていたので、少しでもゆっくり休んでいただくように、お子さんとスタッフが一緒に自宅の周りをお散歩しました。30分ほどの休息でしたが、お母さんは自分の時間が作れたことを喜んでいらっしゃいました。
他には、お父さんのお休みの日に訪問してほしいとご依頼があり、伺いました。初めての子育てでお母さんは、歯が生えはじめたお子さんの「歯みがきは、どうするのか」「暑くなってくると、水分補給はどうしたらいいのか」「ネットで調べていると……」など、たくさんの 質問をメモをみながら確認されるご様子を、お父さんはうなずきながら「良かったね~」とお母さんに声をかけながら聞かれていました。皆さまと一緒にそれぞれの子育てに寄り添うことができ、うれしく思います。
新緑の美しい季節となりました。車窓からあざやかな紫色の藤の花が緑の木々の間をぬって美しい花を咲かせています。藤のつるの上へ上へと伸びる力強さに感動を覚えます。関東で見かける藤の花より濃い紫色です。大船渡・陸前高田は美しいふるさとですね。 今月は数カ所で、グループ相談をさせて頂きました。
地区長さんのお声がけで集まられた、数名の方々は同じ仮設にお住まいでも初対面でした。 ある一面、母乳育児はお母様のストレスが少々たまります。そこで、お母様の嗜好を考慮したレシピを一緒に考えました。また「今度こそ完全母乳育児!」という思いをお聞きし、母乳が長続きするように休息・食事・自己ケアーなど一緒に考えました。思いを寄せる母の愛の深さを感じました。
妊婦さんがいらしたグループでは、それぞれの方々がお友達にお声がけされ、仮設内の公民館に集合。ご連絡を頂き訪問致しました。胸でズリバイするお子さんのハイハイ行動への助言や、離乳食相談など皆さんと楽しい時間を過ごしました。妊婦さんは赤ちゃんを前に生まれてくるおこさんにおもいを寄せてらしゃいました。
お母様からのご連絡で社宅に訪問致しました。里帰りから戻られたばかりのお子さんや、お誕生日前のお子さん、お兄ちゃんと賑やかでした。私の母乳が出ているのか、こどもが、食べたり、食べなかったりで離乳食のメニューがいつも同じになってしまうと、言う話しにワイワイ楽しいひと時を皆さんと過ごしました。
こそだてシップは毎月巡回訪問を行っています。どうぞ、お気軽にお申し込み下さい。皆さんにお逢いすることを楽しみにしています。
時折強い風が吹く中もお天気に恵まれ、訪問の先々では、桜が満開でとても綺麗でした。
高台の庭先には水仙、芝桜、色とりどりの花が咲き、春をいっぱい感じながら訪問をさせていただきました。
一日目の訪問は、大船渡市の三陸町と陸前高田市の横田町など端から端の移動となり距離も90キロを超えての訪問でした。
陸前高田市の中心街から気仙川に沿って奥へ更に奥へ、シップの運転手さんは、この川沿いの道を通る度にここまで津波が来たんだね~と、曲がった道路標識を見て教えてくれます。振り向いても山ばかりで海は見えません。何十キロも奥なのにと信じられない光景が続きます。そんな奥の高台にある仮設住宅を訪問させていただきました。
1か月前に二人目を出産したIさんは、1か月健診時体重の増えが少し悪くDrよりミルクを足すように言われ、よく出ているのにと思いながらもミルクを一日1回足していました。
第一子は母乳でした。できれば母乳をというお気持ちでしたので、母乳分泌をよくする一汁の勧め、冷え予防、休養などお応えし、2週間後の訪問をお約束しました。おひな巻きに包まれたA君のうっとりしたお顔とIさんの優しい笑顔は、お会いできて本当に良かったと思いました。
また、乳児健診の時に体重が増えておらず心配されていたIさんは初めての育児で、休日は実家のお母様のところでゆっくり過ごされています。そのご実家を訪問させていただきました。体重の増えは思ったほど増えておらず心配されましたが、Iさんは、個人差や、個性と受け止められておられました。ミルクの回数を1回増やし、うつ伏せ遊びや丸く抱っこ、ベビーマッサージ、外気浴など少しお話させていただきました。再度訪問をお約束し安心していただきました。
また、1か月前に三人目を出産し、実家から帰宅したばかりの1か月のRちゃんは、元気のいい優しい3歳のお兄ちゃんと5歳のお世話上手なお姉ちゃんに抱かれてとても幸せです。支援物資も喜んでいただきました。明るくて元気いっぱいのご兄弟に沢山の元気をいただきました。
巡回訪問を始めて1年が経ちます。皆さんに支えられ一軒一軒丁寧にと心がけてまいりました。
これからも巡回訪問をどうぞお気軽にご利用ください。お待ちしております。
3月の訪問はBRTの赤いバスに迎えられました。元気良く走る姿に思わずパチリ!沿道からも応援団がバスにみとれていました。
9、10日の活動で7組の家族にお会いできました。以前訪問させて頂いたお母様よりの紹介で、2組のご家族にお会い出来ました。お母様からの言葉添えがあって、訪問を快く受け入れて頂きました。嬉しい限りです。どんどん輪がつながりたくさんの岩手っ子にお逢いしたいと思います。
子育てに奮闘中のご家族にお逢いし、赤ちゃんを抱っこさせていただきなが、私達は元気を頂き幸せな気持ちになります。まわりを幸せにする赤ちゃんパワーですね。しかし、子育ては悩み多きもの、ぜひ私達にお手伝いさせて下さい。
3月、未曽有の震災から2年目を迎え、お花を買い求められたり、流された住宅跡に家族で尋ねられる方。また、海を見つめられる人達に出逢いました。言葉にならない哀しみの深さを感じます。心から冥福をお祈り致します。行方不明の方々が早く家族のもとに帰られる日が来る事をお祈ります。
一面の雪に驚きながら、5ヶ所を訪問し6組の方にお会いすることが出来ました。 今回は、今までの訪問を振り返り、電話相談のあった母親、病児を抱えた妊婦さん、生後1か月未満の児、当日キャンセルがあったケースなどを中心に訪問させていただきました。
生後一ヶ月のHさんは、授乳途中で泣くから母乳が足りないと思いミルクを足していたので母乳の分泌がとても良くなっていることを伝え、ミルクの減らし方や泣きについてお話し自信を持っていただきました。抱っこしていると「抱っこしてもらえると、とても安心です」と何よりも嬉しい言葉もいただきました。支援物資の抱っこ紐も大変喜んで頂きました。
また、上の子の対応に悩んでお電話いただいたKさんは、お会いしたいということで再度訪問、1歳6か月のKちゃんのイヤイヤ期を実母とともに上手に対応されていましたが、この時期上手くできない事が受け止められない様子でした。発達の見通しをお話し、「それでいいよ、大丈夫だよ」と安心していただきました。「突然の訪問だったが、明日にでも病院に行こうと悩んでいたときの訪問で、来てもらって本当に嬉しかった、助かった。その後も電話ができ助かりました、電話番号をお守りにしています。」とありがたい言葉をいただき、大変励みになりました。
新年、あけましておめでとうございます。昨年から始まった赤ちゃん訪問こそだてシップですが、今年もより一層、巡回訪問に精を出して頑張っていきたいと思っています。現在では、陸前高田市、大船渡市の全仮設住宅への訪問も終わり、平成25年からは不在だった家庭や巡回訪問を必要としてくださる家庭を対象に訪問しています。さらに、地元の保健センターと連携を図りながら、お母さんが安心して子育てを行えるようにお手伝いをしています。
さて、今年初めての巡回訪問は雪景色に迎えられ今冬一番の寒さでしたが、下旬の巡回訪問では、暖かく巡回日和で助かりました。
1月下旬の巡回では、陸前高田市の保健師と合同訪問を実施しました。この時、訪問したお母さんは赤ちゃんが生まれたばかりなうえ、サポートはご主人だけであり、初めての子育てに大変そうなご様子でした。産後3週間で「床上げ」という言葉がありますが、まだまだお母さんの身体も出産後の回復過程にあり、サポートするお父さんも初めての子育て、さらに仮設住宅での暮らしです。環境が恵まれているなかでの育児ですら、本当に大変な時期に頭が下がります。そこで、シップでは助産師ならではの赤ちゃんの寝かせ方「おひなまき」をお伝えしました。「おひなまき」とは、赤ちゃんをおくるみでまあるく包みこむ方法です。
「おひなまき」に包まれた赤ちゃんは、安心して休んでくれていました。お母さんもこの方法を気に入ってくださり、お父さんにも伝授したいとお申し出があったため、翌日に再訪問をし、お父さんにも伝授いたしました。赤ちゃん訪問こそだてシップでは、被災地でお困りのお母さんたちにより地域に根差した支援をしていきたいと思っています。
12月の最終の巡回日は、大船渡市盛町カメリアホールのクリスマス会と同日でした。訪問1件の要請が入っておりましたが、「そうだ!」とスタッフひらめきました。訪問予定の3か月のお子さんとお母さんは、交通手段がないためにサロンに来られないことを思い出し、急遽お電話で送迎を申し出、クリスマス会に参加していただく運びとなりました。また、他にもカメリアホールから車で40分位かかる遠方の送迎も行いました。この方は、ほとんど外部との交流がなく、交通手段ももたない中で育児をされていました。クリスマス会にて、さまざまなお母さんやお子さんの交流に笑顔が見られました。 また、昨日訪問した妊婦さんも急遽お誘いをし、クリスマス会に参加しました。この方の送迎を担当してくださったのは、初対面にあたる近隣のお母さん!本当に、人の絆って温かいと実感します。 もうすぐ予定日が近づいている妊婦さんは、目の前にたくさんいる赤ちゃんに、びっくりされているご様子でしたが、もうすぐ自らが体験する育児にイメージがわいてきたようです。
サロンではスタッフや設備も限られるため、送迎までは手が届きません。しかし、このようにサロンのイベント日には巡回活動を同日にし、できるだけ多くのお母さんとお子さんが楽しめ、お母さん方の横のつながりを作っていくために送迎をするのも、必要な活動だなぁとスタッフが実感した一日でした。
本年5月から本格的に開始された巡回訪問ですが、本年の活動を無事に終えることができました。11月には陸前高田市すべての仮設を、さらに今月12月に大船渡市のすべての仮設を回ることができました。一日の移動距離がおおよそ80キロ前後、1か月4日~5日の活動日ですから、おおよそ2500キロになります。この2500キロという距離は、北海道から沖縄までの距離にあたります。いつも安全運転をしてくださる、巡回担当の伊藤運転手、本当にありがとうございます。そして、この巡回活動の名わき役である「こそだてシップ号」!日本財団からの助成金によって購入していただきました。このように、巡回訪問を支えてくださっているのは、表には見えない方々からのご支援の賜物だと思っております。皆さまの温かいご支援、本当に心から御礼申し上げます。私たち、巡回スタッフはその志を直接お母さん方の元へ届けてまいります。
本年、大変お世話になりました。引き続き、来年もどうぞよろしくお願いいたします。
11月に入り、岩手沿岸部の空気がかなり冷えてきました。11月の巡回最終日では、巡回日での初雪になりました。そろそろ、雪の日の巡回活動も増える時期です。当シップの巡回活動は、東京と岩手の助産師が協力して行っておりますが、初岩手の冬を経験する東京スタッフもいるので、これからの冬本番を目前にドキドキしています。
さて、11月の巡回活動の様子です。だいぶ突撃訪問数も減り、支援が必要な方への継続的な訪問が増えてまいりました。今回の訪問は、支援員さんから「〇〇さんのところが大変そう」と訪問要請をいただいたケースもありました。さらに、交通手段がなく、なかなかサロンまで来られないお母さんと赤ちゃんの元へも伺うことができました。皆さまからのご一報によって、困っている方々を救うことがあります。皆さまの周りでお困りになられているご家庭がありましたら、是非ご連絡をお待ちしております。
5月から開始された巡回訪問ですが、やっと10月で陸前高田市すべての仮設住宅を回ることができました。しかし、いつも痛感するのが、大船渡市の皆さんには「こそだてシップ」は知られていても、陸前高田市の皆さんには余り知られていない、ということです。これを乗り越えるには、さらに行政と連動し、今後の活動をしていくことが必要であると考えます。
10月の巡回訪問では、陸前高田市教育委員会の佐々木さんのご同行がありました。私どもの巡回訪問の実情を直接お伝えする機会となり、さらに当シップ認知のためのご提言もいただきました。その後、早速検討しました。
現在、大船渡市、陸前高田市では、妊娠の届けの際には、「こそだてシップ」のチラシが配布されております。これに加えて今後は、陸前高田地区の回覧紙上でもお知らせをしていくことが決まりました。陸前高田市の皆さんには根気よく、幅広く「こそだてシップ」の活動をお伝えして参ります。
陸前高田市のなかなかサロンに来られない方、是非ご連絡をお待ちしております!
テレビ東京 NEWSアンサー「子育てを支える」の最終日で、大船渡のこそだてシップのようす(サロン、巡回活動)が放映されました。 サロン活動に加え、仮設住宅などで子育てをしている母子を支援するための巡回訪問の重要性、お母さんのご苦労をテレビを通じて伝えさせて頂きました。
子育てで悩むお母さん、手助けや話し相手が必要なお母さん、是非サロンや巡回訪問をお気軽にご利用下さい。
・お電話の方は 0192-27-9839 (伊藤)
・メールの方は こちらへ
5月から始まった赤ちゃん訪問こそだてシップも、はや3か月が経ちました。 9月からは皆さまのご支援をいただき、赤ちゃん訪問こそだてシップの支援活動日が月2日から5日と増えることになりました。皆さまの温かなご支援を、心より御礼申し上げます。
9月の活動日の様子です。
東北といえど、まだまだ残暑が厳しい中、こそだてシップ号は軽快に陸前高田市内を駆け抜けました。
大船渡市からの巡回要請は多いのですが、陸前高田市からの要請は少ないため、仮設に実際に出向くという突撃訪問をしています。そのため、仮設を一か所ずつ回って確認するしかない現状なのです。9月16日の活動日は、計12か所513世帯の仮設をお母さんと赤ちゃんを探しに歩きました。そこで探せたのは、11組の母子と1名の妊婦さんでした。なかなか地道な作業ですが、お母さんが一人で困っていないか、確認するには本当に必要な支援方法だと思っています。
とある仮設集会場では、数人のご婦人方がフクロウのストラップを手作りしていました。このストラップは、お世話になったボランティアにプレゼントするものだそうです。私たちスタッフもストラップをいただき、さらにこの仮設ではお子さんが3人いらっしゃるという情報もいただきました。本当にこういう情報が一番ありがたいんです。
訪問すると、2人は保育園にて不在でしたが、1人は、8月に違う仮設の突撃訪問でお会いした妊婦さんでした。さらに、その方の傍らには生まれたばかりの赤ちゃんがいました。予定日に生まれて、超安産のお産だったとそうで、再会を喜びました。
皆さん、赤ちゃん訪問こそだてシップはサロンに出向けないお母さん方のサポートをしていきたいと考えています。何かご相談がある方は、是非ご連絡をお待ち申し上げています。
8月の炎天下の中、6か所の仮設を訪問させていただきました。津波で流された田畑だったところに草が生い茂り、高台からは緑の絨毯のように見え自然の強さに驚きながらの訪問でした。 ある集会場に集まった初産婦さんはむくみがひどく、経産婦さんはご飯を食べず冷たいアイスやお菓子中心の食生活を気にしていました。妊婦体操、むくみ予防の姿勢などをご一緒にしながら、食事、運動、睡眠など助産師が大切にしている生活改善をお伝えし、顔や体の緊張が少しずつほぐれてきました。
また、突撃訪問させていただいた仮設集会場では夏休みを利用した学生ボランティアが盆踊りの準備を手伝い賑やかな中、一歳未満のお子様がいる情報を得、突然の訪問でしたが、児の栄養や発育に心配があり、明日にでも病院へ行こうか悩んでいるところへ訪問できました。児の体重を測り、心配な症状をよく聴き安心していただきました。
また、支援物資をお届けした仮設の広場では、紅白の垂れ幕やステージ、バーベキューなど夏祭りの準備に仮設の人たちが集まって来ていました。夏祭りの開始をとても嬉しく思いました。 また、みなし仮設のお茶っ子では、妊娠をとても心待ちにしている方と出会い、いろいろとお話をお伺いすることができました。お茶っ子に助産師が来ているとは知らなかったという事で、次回、お茶っこに参加する際は事前に助産師の参加も伝えたいと思います。
ところで、先月、報告しました仮設で辛い思いをしているお母さんの対応ですが、社会福祉協議会を通して支援員さん、自治会長さんなどにご理解を求め、善い方向に改善されております。
子育てに悩みは尽きません。ちょっとした不安もご相談いただけると気持ちが楽になることがあります。どうぞご気軽に赤ちゃん訪問こそだてシップをお申し込みください。ご連絡をお待ちしております。これからも、一軒一軒丁寧に訪問をして参りたいと思っております。皆様、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
5月26日27日は、ギラギラした太陽が照りつける暑い陽気でしたが、赤ちゃん訪問こそだてシップ号は、軽快に大船渡と陸前高田の仮設を計7か所回りました。
ご依頼された方だけではなく、仮設回りをするなかで、仮設の住民の方から「あそこの家に赤ちゃんがいるよ」と教えていただいたり、仮設を回っている最中に赤ちゃんを抱くお母さんと出会ったりと、さまざまな赤ちゃんとお母さんとの出会いがありました。
そのなかには、赤ちゃん訪問こそだてシップのことも知らずに生後22日目の赤ちゃんをかかえ、市の保健師さんから連絡が来るのをずっと待っていたお母さんもいました。赤ちゃんの黄疸が心配で病院に連れていかないといけないかなと思っていたところに、ちょうどお会いできました。巡回スタッフの判断で安心していただきました!家庭訪問の要請を待っているだけではなく、実際に足をふんでいくことの大切さを感じました。
待望の「こそだてシップ号」が納車されました。
「こそだてシップ」に参加することの出来ない、おかあさん、あかちゃんを現地まで訪問してサポートさせて頂きます。