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こそだてシップってなあに?

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こそだてシップってなあに? 支援団体について
こそだてシップ 3つの事業 活動報告集 発足の経緯 活動の実際 私たちが目指すもの 代表者あいさつ 協力メンバー紹介

活動報告集(こそだてシップのあゆみ)

2018年6月15日こそだてシップのこれまでのあゆみを一冊の本にまとめました。

活動報告集(こそだてシップのあゆみ)

活動報告集がご覧いただけます

・活動報告集#1より順番に読み進めてください。

※ 文字は問題無くお読み頂けますが、ファイルサイズを縮小しているため画像が不鮮明です。
  鮮明な画像は一括ダウンロード(最下ボタン)してご覧頂くことをおすすめいたします。

活動報告集 一括ダウンロード版

発足の経緯

「NPO法人 こそだてシップ」のご訪問ありがとうございます。
当サロンは、平成23年3月11日の東日本大震災被災地である大船渡市・陸前高田市に発足いたしました。この地域に居住する母子が、妊娠初期から安全にかつ安心して子育てができるように、地域の助産師有志が開設しました。

現在は、大船渡市の保健師・栄養士も参加し、協力しながら活動を進めております。

日付 活動内容
H20年5月~ 助産師2名で、大船渡市保健センターの依頼業務中心に地域活動開始。
H21年5月8日 出張助産師の会“母子サポート”を発足。メンバー4名になる。
保健センターのパパ・ママ教室講師、母子相談員など担当。
H22年3月14日 岩手県長寿社会振興財団「いわて子ども希望基金」の助成を受け、「母乳で元気!」講演会を開催する。
H22年6月18日 母子サポートで「YSセンター母子相談室」を大船渡市内に開設。
H23年1月 上記財団の助成で、沐浴人形など相談室の備品を整備する。
H23年3月11日 東日本大震災で施設が被災し、相談室を一時中断する。
メンバー5名のうち4名が、被災または被害を受ける。
H23年5月28日 大船渡市内のショッピングセンター内に母子相談室「にこにこ」を再開する。
災害弱者の妊婦さん・子育て中の方々の駆け込み寺となる。
日本助産師会岩手県支部共催
H23年9月30日 母子サポートのメンバーが中心になり、支援団体からのご協力で、
助産師有志の会“ママ&ベビーサロン大船渡&陸前高田”「こそだてシップ」を開設する。現在、大船渡市と陸前高田市の2市で月1回ずつ開催継続中。
H24年1月31日 「母子相談室にこにこ」休止。「こそだてシップ」活動に絞る。
H24年5月 赤ちゃん訪問こそだてシップ活動開始
H25年4月8日 サロン対象者の拡大(妊婦と1歳6か月児の対象から未就学児まで拡大する)
キッズルームとベビールームに分けて開催
H25年5月8日 こそだてシップが特定非営利活動法人として認証されました
H25年8月5日 大船渡市、陸前高田市に「子育て支援要望書」提出
H26年7月4日 子育て支援室「すくすくルーム」の開設
H26年8月31日 自民党政策プレゼンコンテスト岩手県大会最優秀賞受賞
H26年12月 キッズルームの閉会
(ベビールームのみの開催となりました)
H27年11月20日 大船渡市より運営業務委託を受け、大船渡市子育て支援センター「すくすくルーム」としてリニューアルオープン
H29年3月4日 ママサロン同窓会(米崎コミュニティセンターでのママサロンの閉会)

 

活動の実際

「すくすくルーム」

子育て支援センターを開設

大船渡市子育て支援センターすくすくルームは大船渡市内の商業施設、通称「サンリア」内2階にあります。畳敷きのお部屋で、赤ちゃんもごろんごろん。ご家族の方ものんびりできます。お買い物中のほっとひと休みにもご利用ください。

ママスタッフ、子育てベテランスタッフ、助産師がルーム内には交代で駐在しています。妊婦相談、育児相談や体重測定、様々なイベントを用意しています。お気軽にお越しください。

困ったときはいつでも・・・

水曜日を除く、月曜日~日曜日の間、ママスタッフを始め、専門職である 助産師、看護師、保育士などが勤務してお母さんや赤ちゃんを手厚くサポートできる体制を整えています。


ママサロン

サロンでは何をするの?

妊婦さんや1歳までの赤ちゃんとその保護者の方たちが、広ーい和室でのんびり、ホッコリするところです。常駐の助産師たちが、ゆっくりと妊婦相談や育児相談、又赤ちゃんの体重測定などをお受けしております。その間は育児のベテランスタッフたちが赤ちゃんを見守りますからご心配いりません。参加時間も帰宅時間も自由ですが、イベントやハンドマッサージ、そしてお茶等も楽しめる皆さんの交流の場として、ママサロンを気軽にご利用下さい。

専門職を含めスタッフが充実

助産師、保育士、育児ママがお母さんと赤ちゃんを手厚くサポートしています。

地域オンリーワン

妊娠期からの子育て支援はこの地域では「こそだてシップ」だけです。

ママ&ベビーケア

当サロンでは、お母さんと赤ちゃんに対してココロのケアとして、助産師がお母さんにはハンドマッサージ(毎回)を、赤ちゃんにはお母さんが行うタッチケアの指導(不定期)をしています。是非、癒しの時間として、お楽しみください。

育児のあれこれ

乳児は、日々の成長発達が著しく喜びも多い時ですが、月齢ごとに育児の状況もめまぐるしく変化し、不安や疑問も多い時期といえます。また、妊婦さんの場合は、お腹で赤ちゃんを育てている育児中であり、ご自身のからだの負担が多い時期です。
妊婦さん、乳児を育てているお母さん、安心した育児生活を楽しみましょう。


私たちが目指すもの

現在、被災地である大船渡市、陸前高田市では、十分な子育て環境が整っておらず、行政や公共の支援やサービスも届きにくい状況です。私たちはこれから子どもを産む方、現在乳幼児を育てている方、その方々のご家族に対し必要な支援を届けます。

  1. 被災地のお母さんとお子さん、そのご家族がゆったりできる時間と場所を提供し、元気回復の機会とします。
  2. 生活に根ざした視点で、妊娠期から安全で安心できる子育てを支援します。
  3. 参加者同士の交流や相互支援を推進します。
  4. 母子のための支援にとらわれず、被災地の活性化の一助としても務めます。

代表者あいさつ

「こそだてシップ」ご支援の皆様へ

大震災直後に急きょ立ち上げた被災地母子支援の「こそだてシップ」は、皆さま方からの温かなご支援のお蔭で、今日まで活動を進めることが出来ました。
本当に有難うございます。心からお礼を申し上げます。

東日本大震災の被害は余りにも甚大で、震災からの復興にはまだほど遠い大船渡市、陸前高田市の現状です。日常生活も困難な中で、子育てを続けているお母さんたちに、皆さま方のご支援をお届けできますことは、当団体の大きな励みになっております。

子を産み、育てるお母さん方への支援無くしては被災地の復興はあり得ず、希望も見えては参りません。しかし、復興途上の地で、当団体が担う育児支援はあまりにも課題が山積しております。

今後とも、被災地でもお母さんたちが元気に子育てができますよう、何卒「こそだてシップ」へのご支援と、被災地への応援を宜しくお願い申し上げます。

令和元年 5月 「こそだてシップ」代表 伊藤怜子


協力メンバー紹介

役割
氏名
住居区
助産師
伊藤怜子・金野みか子・門口和子・金野陽子
大船渡市
大上静枝
陸前高田市
及川智恵子
盛岡市
黒沢真澄
一関市
佐藤ツセ子
奥州市
八重樫重子
北上市
佐藤美代子
花巻市
一般社団法人 ジェスペールより助産師派遣支援
宗祥子・渡邊寛子・山本正子・熊澤貞子・遠藤恵子
東京都
看護師
佐々木寿子
大船渡市
保育士
木下郁子
大船渡市
歯科衛生士
吉田和子
陸前高田市
一般
スタッフ
大村恵世・村上トメ子・板林恵・村上浩美・金谷裕美子
大船渡市
ボランティア
菊地君枝
webサイト
桑原慎一
東京都

尚、偶数月の第4金曜日の当サロンでは、大船渡市の栄養士によるもぐもぐ相談(食の相談)があります。
当サロンに行政が参加するといった全国でも異例の形態をとっています。


こそだてシップメンバー
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